
新築の注文住宅って、ほんとうに夢が広がりますよね。私自身も、「一生に一度の家だから」とワクワクしながら間取りや設備を考えました。
その中で、どうしてもこだわりたかったのが テラス。
リビングとつながるウッドデッキに憧れて、「天気のいい日は外でランチ♪」なんて妄想を膨らませていたんです。
目次
テラスは“外リビング”になる。でも…
新居に取り入れたウッドデッキのテラス。リビングから段差なしでつながっていて、子どもたちが裸足で出入りできるつくりにしました。
天気のいい日には外でごはんを食べたり、子どもがシャボン玉で遊んだりと、まさにセカンドリビングとして大活躍!
家の中だけじゃできない体験ができるので、これは本当に作ってよかったです。
でも……よかったことばかりじゃないのが現実。
メンテナンス問題を甘く見るな!
最初にぶつかったのが、ウッドデッキのメンテナンス。
天然木にしたことで風合いは抜群なんですが、定期的な防腐処理や塗装が必要。何もしないと、1〜2年で表面がザラザラになってきます。
「もっと手間をかけずに済む素材があったのでは?」と後から調べて知ったのが、人工木(樹脂木)という選択肢。見た目も自然で、ほとんど手がかからないんですって。
テラスって「見た目重視」で決めがちだけど、住んでからの維持管理も含めて選ぶことが大事だと実感しました。
日当たりが良すぎるのも考えもの
もうひとつの盲点が「日当たり」。
テラスは南向きで最高のロケーション!…のはずが、夏になると地獄。
直射日光が強烈で、床が熱くて素足じゃ歩けないほど。子どもを遊ばせるどころじゃなくなります。
結局、あとから日よけシェードをつけて、熱対策。庇(ひさし)をしっかり設けるとか、最初から影ができる設計にすればよかったです。
広さも「ちょうどいい」が正解だった
これも意外だったのですが、テラスが広すぎると逆に持て余すんです。
最初は「広ければいろんなことができる!」と思って、リビングの幅いっぱいに作りました。
でも実際には、使っているのは半分くらい。奥のほうは雑草が生えたり、掃除が面倒だったり…。
**「何に使うか」→「必要な広さ」→「適した場所」**という順番で考えると、無駄のない快適なテラスになると思います。
テラスを成功させるコツは「具体的に想像すること」
テラスって、「あったら素敵そう」という憧れだけで決めてしまいがちなんですが、実は生活スタイルとの相性がとても重要。
- どんな時間帯に使う?
- どんな風に過ごしたい?
- 子どもはどう遊ぶ?
- 手入れはどこまでできる?
こうしたことを、できるだけ具体的にイメージしておくことが、満足度の高いテラスづくりのカギになると思います。
迷ったらプロに相談するのが一番
私たちは、外構まで自分たちで決めようとして、ちょっと失敗した部分もあります。
でもあとから住宅会社の担当さんに相談したら、「日よけや照明もセットで考えると使いやすくなりますよ」とか「樹脂デッキならほぼノーメンテです」とか、すぐに実用的なアドバイスをくれて助かりました。
まとめ:テラスは“夢”をカタチにする場所。でも現実も忘れずに
テラスは、暮らしをもっと楽しく、豊かにしてくれるスペースです。
でも、そのためには見た目だけじゃなく、使い方・メンテナンス・日差しや雨への対策など、ちょっと現実的な目線も必要。
せっかくの注文住宅だからこそ、理想と現実をバランスよく考えて、納得のいくテラスをつくってくださいね!