注文住宅におけるテラスとバルコニーの工夫

注文住宅は、建売住宅とは違い、住む人の希望を細かく反映できる自由度の高さが魅力です。その中でも、暮らしにゆとりや楽しさを与えてくれるのが「テラス」と「バルコニー」。
どちらも住まいの延長として活用でき、日常に新しい動線や癒しの時間を生み出してくれます。

この記事では、

  • テラスとバルコニーの違い
  • デザインや素材選びのポイント
  • 生活を豊かにする工夫
  • 設計で後悔しないための注意点

をわかりやすくまとめてお伝えします。


テラスとバルコニーの基本的な違い

1階につくるのがテラス、2階につくるのがバルコニー

まず、テラスとバルコニーは名前が似ていて混同されがちですが、大きな違いは「設置場所」です。

  • テラス:1階につくる外部スペース
  • バルコニー:2階以上にせり出してつくるスペース

どちらも屋外にある半プライベート空間で、室内の延長として楽しめるのが特徴です。

生活スペースが広がる大きなメリット

テラスやバルコニーがあることで、部屋の外にも“過ごせる場所”が生まれます。
日当たりの良い場所でコーヒーを飲んだり、植物を育てたり、洗濯を干したりと用途はさまざま。

また、設計によっては 床面積に含まれる場合があります
注文住宅では床面積が建築計画に影響するため、事前に設計士へ必ず確認しておくことが大切です。


テラスをつくるときのポイント

外観デザインとの調和を第一に考える

テラスは1階部分に設置されるため、外観の印象に大きく関わります。
外観は家の“顔”であり、街並みの一部でもあるため、以下のような視点が重要になります。

  • どんな雰囲気の外観にしたいか
  • 家のデザインと素材を合わせるか
  • 通りからの見え方をどうするか

「ただスペースをつくる」のではなく、
“どう見せるか”を客観的に考えるのが理想のテラスづくりのポイントです。

素材選びで印象が大きく変わる

テラスは使う素材によって雰囲気が大きく変わります。

  • 木材:温かみがあり、ナチュラルなテイストに最適
  • アルミ:耐久性が高く、モダンでスタイリッシュな印象

注文住宅全体の素材感と統一することで、外観全体にまとまりが出ます。

生活動線を意識した配置にする

・リビングからそのまま使える位置
・キッチン近くでバーベキューがしやすい動線
・外の視線が気にならない場所

など、生活スタイルに合わせた配置が大切です。


バルコニーをつくるときのポイント

洗濯動線との相性を考える

2階につくることが多いバルコニーは、
洗濯動線とセットで考えると暮らしやすさが大きく変わります。

  • 洗濯機 → バルコニーまでの距離
  • 干す → 取り込むのアクセスのしやすさ
  • 室内干しスペースとのバランス

毎日の家事がスムーズに回る配置にすることが重要です。

くつろぎの空間としても活用できる

バルコニーのサイズによっては、
小さなテーブルやチェアを置いてリラックススペースにすることも可能。

  • 朝日を浴びながらコーヒー
  • 風を感じながら読書
  • 子どもの遊び場にも活用

スペースが小さくても、室内とは違う“外の広がり”を感じられるのが魅力です。


テラス・バルコニーで後悔しないための工夫

① 実生活をイメージして用途を明確にする

  • 洗濯中心?
  • 家族の寛ぎスペース?
  • デザインを重視?

用途が決まると、必要な広さ・素材・高さが自然と決まってきます。

② 掃除・メンテナンスの手間も考える

テラスもバルコニーも、外に近い場所なのでホコリや花粉が溜まりやすい部分です。
排水のしやすさ、掃除のしやすい素材選びが大切になります。

③ プライバシー確保も重要な視点

通りから見えやすい配置だと落ち着いて使えません。

  • 目隠しフェンス
  • 背の高い植栽
  • 手すりのデザイン

などで視線対策をすると、快適さが大きく変わります。


まとめ|テラスとバルコニーは生活を豊かにする“もうひとつの部屋”

テラスやバルコニーは、
ただの屋外スペースではなく、暮らしの質を高める大切な場所。

  • 生活の広がりを感じられる
  • 家事がしやすくなる
  • くつろぎのスペースになる
  • 外観デザインを引き上げる

など、多くのメリットがあります。

注文住宅なら、自分たちの生活スタイルに合わせて、
位置・広さ・素材・用途を細かく決められるのが大きな魅力です。

“どんなふうに使いたいか”を家族で話し合いながら、
ぜひ満足度の高いテラス・バルコニーづくりを実現してください。